九重野地区は竹田市の南西部に位置し、熊本県高森町に接している標高450~600mの農林業が主な産業の山間地です。人口約 人で高齢化が進行していますが、中山間地等直接支払交付金制度の協定により、農地の荒廃農地の発生を極力少なくし、農地の保全と里山景観の保全に努めています。  主な農作物は、米、大豆、ピーマン、かぼす、たばこ、花卉などであり、その他しいたけや用材林などの林業も盛んです。  文化財としては、緩木神社の獅子舞保存会や盆踊り保存会があり、また農業施設としては珍しい円形分水があります。近くには日本一美しいダムといわれる重要文化財の白水堰堤があります。  中山間地等直接支払交付金制度の取り組みは、平成12年度から始まり、協定の締結は全国で最初でした。現在の協定農地面積は 約125ヘクタールで、耕作者は 93名ですが、内約28ヘクタールを農事組合法人「九重野」が耕作しています。